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ビクター、DVカメラ不調で中間赤字に

» 2004年10月27日 18時13分 公開
[ITmedia]

 日本ビクターは10月27日、2004年4−9月中間期連結決算を発表した。DVカメラが予想以上に落ち込んだほか、音楽事業などで苦戦し、売上高は前年同期比11%減の4104億64000万円。純利益は43億3720億円の赤字に転落した。

 民生用機器は、液晶TV、PDP、プロジェクションTV、DVDレコーダーは好調だったが、DVカメラが大幅に落ち込んだ。電子デバイスは、CD用光ピックアップや高密度多層基板が伸びたが、光ディスクモーターが不調。CDやDVDソフト販売は、作品の発売中止・延期や、受託販売契約終了により売り上げを落とした。

 PDPやDVカメラ、AVシステム、記録メディアなどの価格下落の影響で利益率も悪化。営業利益は同58%減の43億4400万円、経常利益は同55%減の32億5000万円となった。

 同社は同日、業績見通しを下方修正した。売上高は9050億円(修正前:9350億円)、経常利益は170億円(同:230億円)、純利益は40億円(同:80億円)となっている。

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