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» 2004年11月19日 09時05分 UPDATE

ロシアの裁判所、ウイルス作者に罰金刑

多くの国では懲役刑になるところだが、ロシアの裁判所がウイルス作成・拡散の犯人に科したのは少額の罰金だった。

[IDG Japan]
IDG

 悪名高い組織「29A」のメンバーが、ウイルス「W32/Stepan」と「Gastropod」を作成してばらまいたとしてロシアの裁判所で有罪判決を受け、わずか3000ルーブル(105米ドル)の罰金を科された。

 「whale」といハンドルネームを使っていたユージーン・スチコフ被告は、これらウイルスのソースコードと、亜種を作るのに必要な追加のコードを配布したという容疑をすべて認めた。

 ウイルス専門家は、法律の下で新たにウイルス作者が捕らえられたことに満足を示しているが、少額の罰金という刑罰は嘲笑を誘うだろう。ほかの国で裁判にかけられていたら、多くの場合、スチコフ被告は懲役判決を受けていただろう。

 29A(「666」を16進法で表した数値)は以前、ウイルスのソースコードへの注意を促すことで、ウイルス対策企業を支援しているのだと主張していたが、スチコフ被告が有罪判決を受けた犯罪行為は、その主張がナンセンスであることを示している。

 偶然にも先週、チェコの企業Zoner Softwareが「Benny」と名乗る29Aの別のメンバーを雇用したというニュースに議論が巻き起こった。このメンバーは昨年、ウイルス作者を捕まえるために賞金を提供するというMicrosoftの計画を取り上げたTechworldの記事に登場した。

 このときMicrosoftの計画について、Bennyは次のように語っていた。「この新しい計画では何も変わらない。ウイルスをばらまくウイルス作者は、自分たちがやっていることが違法だとよく分かっている」

 Bennyはその後29Aを脱退したものの、Zonerはウイルス作成の経歴がまっとうな仕事につながると見られかねない印象を作ったとして激しく批判されている。

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