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» 2004年11月26日 14時21分 UPDATE

PSPゲットへの道は、寒く長い夜の向こうに?

PSPの需要は供給をはるかに上回り、入荷数が分からないという理由で予約を受け付けない店も多い。発売日にゲットするには、徹夜で並ぶしかないのか――(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)の新しい携帯ゲーム機「PSP」を発売日にゲットしたいという多くの人は、12月12日を落ち着かない気分で迎えることになるかもしれない。

 日本ではPSP発売まであと2週間前あまりだが、多くの小売店は予約を受け付けていない。大手家電小売店の一部は11月25日、一切予約を受け付けないつもりだと明らかにした。さらに、同製品への需要が供給を上回っている徴候は幾つか見られる。PSPを買いたい人に残された選択肢は1つ――行列することだ。

 メジャーなゲーム機の発売日前に徹夜で並ぶのは、日本では珍しいことではない。2000年にPlayStation 2(PS2)が発売されたときには長い行列ができたし、来週、任天堂が日本でニンテンドーDSを発売する時にも行列が見られるだろう。

 しかし、小売業者が今回予約受け付けを控えているのは別の話だ。ニンテンドーDSは数週間前から予約できたが、DSを予約できた店でも、PSPの予約は受け付けていない。大手でもそうでなくても、小売店の答えは同じだ。現時点で予約を受けないことになっているのは、ソニーからの入荷数が分からないからだ。

 ソニーは、大手小売店に対しては既に発売日までの予定入荷数を通知しており、需要が供給をはるかに上回るため、一部の中小規模のショップは入荷できない可能性があるとしている。

 「初日に全国で20万台を出荷する予定だ。そう多い台数ではない」とSCEIの広報担当ヨシコ・フルサワ氏。「各小売店への割り当ては多くはなく、一部の小規模な小売店には割り当てがない可能性もある」

 初回出荷の後には、年末までの3週間の間、週に10万台を出荷する予定。日本での年内の出荷台数は合計50万台となる。

 供給はタイトなようであり、需要は高いと香港Pacific Game Technologyのマーケティングマネジャー、パスカル・クラリス氏は語る。同社はゲーム製品専門の小売サイトLik-Sang.comを運営している。

 同社は既にPSPの予約を5000件ほど受けており、現在は発売日前にできるだけ多くの台数を確保しようとしているところだ。同社は日本国外に本拠があるため、ソニーへの直接の発注ができず、コネを使って日本の流通業者からPSPを入手せざるを得ない。

 「かなりの品不足が起きている。発注を確認する前から、流通業者から注文数が多すぎるといわれた。以前はこんなことはなかった。私が頼んでいるのは500台、必要な台数の10%だ。それでも不可能だと言われた」(クラリス氏)

 同氏は、PSPの需要はニンテンドーDSよりも25%高いと見積もっている。Lik-Sangはこの週末、米国での発売を受けてDSの出荷を開始した。ソニーが初回出荷を20万台と予定しているのに対し、任天堂は米国での発売に向けてDSを100万台用意し、日本の発売日には30万台を用意する予定だ。

 PSPの需要を示す手掛かりの1つとなるのが、ソニーが11月24日に日本で行ったオンラインチャリティーオークションだ。このオークションは中越地震被災者の支援が目的で、ソニーはPSP本体とメモリカード、ヘッドフォン、キャリングケースを含むPSPバリューパックを500台提供した。

 24日0時から翌日0時まで行われたオークションでPSPを勝ち取った500件の入札のうち、最低入札額は5万円、最高額は33万8888円だった(11月25日の記事参照)。小売店で予約が取れたラッキーな購入者は、12月12日に2万6040円を支払うことになる。

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