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「ロスト・イン・スペース」――Intelsatの衛星が行方不明

» 2004年11月30日 11時48分 公開
[ITmedia]

 通信衛星会社Intelsatは、11月28日の米国東部時間2時半頃、人工衛星「Intelsat Americas-7」が「永遠に失われた」と発表した。同衛星は1999年9月に打ち上げられ、米国、カナダ、中央アメリカ、南アメリカの一部をカバーしていた。この衛星を利用している、衛星インターネットサービスのStarBandをはじめとする多数のサービスが別の衛星利用もしくはサービス内容の変更を迫られている。

 同社によれば、後継衛星の「Intelsat Americas-8」は12月17日に打ち上げを予定している。また、同社が8月16日に発表した、Zeus HoldingsによるIntelsat買収は、この衛星喪失により影響を受ける可能性があり、Zeusは現在、Intelsat Americas-7行方不明の影響を評価中だという。

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