オーストラリア政府機関、MS Officeを捨てオープンソースへ
オーストラリアのキャンベラにある政府機関、復員軍人援護局(DVA)ではMicrosoft Officeを廃棄し、3000人のスタッフ用にオープンソースのソフトウェアを導入する計画があることを表明した。
DVAが公開した文書によれば、同局では現在、ベンダーから「デスクトップ環境においてMicrosoft Officeスイートをリプレースできる、特にオープンソースのオフィス・パーソナル・プロダクティビティ・スイート」のベンダーから情報提供を求めているところだという。
プロジェクトに規模に関し、この文書では、オープンソースのソフトウェアは「最大3000人のユーザーがキャンベラに市内のオフィス、6州をはじめ、オーストラリアの数多くの地方事務所においてエンタープライズ規模の分散環境で動作する必要がある」と述べている。
オープンソースのデスクトップに関しては、Citrix Metaframeの動作を必須とする規定があり、Wordのワープロ機能や表計算、プロジェクト管理、Web開発、データベースレポートなどの機能を持つオフィススイートが入っている必要がある。
ベンダーはこのようなエンタープライズ規模での変更に際してのコスト見積もりを提供するよう求められている。
この文書では、Microsoft Office製品の基本機能は求めるが、複雑な機能性すべては必須ではないと述べている。
オープンソースでOfficeと競合する製品としては、OpenOffice.orgがありうる選択肢だ。
OpenOffice.orgのマーケティングプロジェクトのリーダーであるジャクリーン・マクナリー氏は同局の動きを歓迎している。「Microsoft OfficeからOpenOffice.orgへの移行を果たした組織のほとんどは、従業員の大多数が、希望する機能を使えていると報告している。Microsoft Officeの機能が必要だというユーザーが一人二人いるものの、それは表計算に関するものが多い」と同氏。
Microsoftの広報担当者は、消費者は価値と目的に基づいてソフトウェアの選択肢を評価することを奨励していると述べた。
DVAは2年前にメインフレームからLinuxの分散サーバ環境へ移行済みだという。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「悪用されそう」─―メルカリ「限定公開」機能、SNSで物議 同社に対策を聞いた
-
2
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
トランプ政権のサックス氏、AI「ペース調整」論に苦言 「規制がなければできないふりをやめろ」
-
5
「AIで効率化しても仕事が増えるだけ」──月○時間浮かせても報告しない社員たち 広がる“AI版静かな退職”
-
6
レベルファイブ発表会のAI演出が物議 「不自然」「内容よりAIが気になる」 日野社長「派手にしたかった」
-
7
映画「バックルームズ」が怖くなかったマンガ家、基になったネット都市伝説にハマって本作の楽しみ方を理解する
-
8
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
9
AnthropicのアモデイCEO、AI開発の「ペース調整」訴えるエッセイ公開 アルトマン氏とマスク氏も賛同
-
10
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR