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MS、スパム対策で新たに7件の提訴

» 2004年12月03日 09時05分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは12月2日、スパムメールを規制する米CAN-SPAM法に違反していた業者を相手取り、新たに7件の訴訟を起こしたと発表した。

 CAN-SPAM法の規定では、アダルトメールを送信する場合は件名に「SEXUALLY-EXPLICIT」と明記することなどを定めているが、被告はこれを怠り、大量の迷惑メールを送信したとMicrosoftは主張している。

 訴訟は7件ともワシントン州の裁判所に、被告名不詳の「John Doe」形式で起こされた。今後訴訟手続きを通じて被告を特定する。被告は世界各国で不正侵入したコンピュータを経由させてスパムメールを送信、送信停止の方法や住所も記載していなかったことから、CAN-SPAM法およびワシントン州法違反に当たるとMicrosoftは訴えている。

 同社は11月にも韓国語のアダルトサイトを宣伝していたスパム業者をJohn Doe方式で訴えるなど、世界各国でスパム業者を相手取った法的措置115件あまりにかかわっており、うち米国での訴訟件数は86件に上っている。

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