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時速60キロの世界最高速エレベーター、東芝が台湾に納入

» 2004年12月16日 20時59分 公開
[ITmedia]

 東芝は12月16日、最高分速1010メートル(時速60.6キロ)と世界最高速で上昇するエレベーターを、台湾・台北市内の世界最高層ビル「TAIPEI 101」に納入したと発表した。

TAIPEI 101のイメージ

 同ビルの地上1階から89階まで、382.2メートルを昇降する。89階までの上昇にかかる時間は39秒。最高下降速度は600メートル/分。定員は24人。

 かごの中の気圧を調整し、耳が詰まるのを防ぐ世界初の「気圧制御システム」や、かごの水平振動をセンサーで検知し、逆方向におもりを動かして振動を打ち消す「アクティブ制振装置」を搭載。風切り音を低減するため、かご上下に流線型の「整風カプセル」を装備するなど、新技術を詰め込んだ。

 同ビルは、地上高508メートルで、地上101階、地下5階。12月末オープン予定。

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