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裸体で「新年おめでとう」と告げるワームに注意

» 2005年01月12日 09時44分 公開
[ITmedia]

 セキュリティサービス企業のSophosは1月11日、人の裸体で「HAPPY NEW YEAR」という文字を描いた写真の形で届く、大量メール送信型のワームが発見されたとして注意を呼び掛けた

 このワーム「W32/Wurmark-D」(Wurmark-D)は、新年のあいさつを装った電子メールの添付書類として届く。添付書類を開くと、男女のヌードによるHAPPY NEW YEARの画像が表示されるとともに、ひそかにワームがインストールされ、ほかのユーザーにも同じワームを転送しようとコンピュータ内の電子メールアドレスを探し、さらに、ウイルス対策ソフトを無効化しようとするという。

 メールの件名は「HAPPY NEW YEAR!!!」または「MARY CHRISTMAS from our family」。本文では、新年のあいさつを述べるとともに、「面白いファイルだから」と添付書類を開くよう促している。

 Sophosでは、このワームの感染報告は少ないが、「長い休暇から職場に戻り、受信箱に数千件のメールがたまっているような人は、うっかりこうしたわなにはまらないよう注意すべきだ」(上級技術コンサルタント、グラハム・クラリー氏)としている。

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