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松下、DSLRに参入 オリンパスとフォーサーズを共同開発

» 2005年01月13日 16時03分 公開
[ITmedia]

 オリンパスと松下電器産業は1月13日、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ(DSLR)を共同開発することで合意したと発表した。松下はDSLR市場に参入し、コンパクト機のみだったデジタルカメラのラインアップを拡充する。

 両社は、オリンパスと米Eastman Kodakが策定したDSLR規格「フォーサーズシステム」に基づくDSLRの要素技術やキーデバイスを共同開発。これらを搭載したDSLRや関連製品をそれぞれ商品化する。また同規格の普及を目指し、賛同企業の拡大や商品化を進める。

 同規格は4/3インチCCDと統一レンズマウントを採用したDSLR規格。オリンパスは同規格採用の「E-1」「E-300」を発売した。松下は同規格の賛同企業。

 DSLR市場は各社の普及機の投入で市場拡大に弾みがついており、世界市場規模(台数ベース)は2003年度の124万台から2004年度は270万台、2005年度は450万台に拡大するとの予測。価格下落が著しいコンパクト機に対しDSLRは価格と利益率が高いDSLRの拡販に力を入れている。

 提携では、オリンパスの一眼レフ技術と、松下のデジタルAV技術を融合した新しいDSLRを開発する。松下は「LUMIX」ブランドのコンパクト機のみのラインアップにDSLRを加え、世界シェア拡大を図る。

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