インターネットサービスプロバイダー(ISP)の米EarthLinkは1月25日、スパム業者を相手取った訴訟で勝利を収めたと発表した。裁判所が被告のスパム業者に対し、迷惑メールの送信禁止と和解金支払いを命令、被告のうち2人がこれに同意した。
今回和解に同意したのは、ダモン・デクレシェンツォ被告ら2人。EarthLinkは昨年2月、2億5000通以上の違法メールを送り付けていたとされるスパム組織の「Alabama Spam Ring」を提訴。2人はこの組織に加担し、デクレシェンツォ被告はこの当時、スパム対策団体が作成しているリストで世界最大級のスパム業者にランクされていた。残る被告に対してもアトランタの米連邦地裁で命令が言い渡される予定。
米国ではEarthLinkやAOLなどのISPが相次いでスパム業者の一斉提訴に踏み切っている。
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