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Time Warner、ケーブル事業好調で増収、過去の決算修正へ

» 2005年02月05日 07時27分 公開
[ITmedia]

 米Time Warnerが2月4日発表した第4四半期(10〜12月期)決算は、ケーブル/ネットワーク事業の伸びに支えられて売上高が前年同期より2億600万ドル増えて111億ドルとなり、純利益は11億300万ドル、1株利益は24セントで前年同期から横ばいだった。

 通期の売上高は前年比6%増の421億ドル。12月末現在の負債総額は162億ドルと、年初より65億ドル削減した。

 America Online(AOL)部門は10〜12月期の売上高が1%増の22億ドル、通期では1%増えて87億ドルとなった。広告収入は通期で28%伸びたが、サブスクリプション収入が2%減って相殺された格好。

 広告収入のうち米国内の広告付き検索収入は51%と大きく伸びた。半面、加入者の減少傾向は歯止めがかからず、12月末現在の米国内の加入者は2220万人と、前期比で46万4000人、1年前に比べると200万人減っている。

 同社は昨年12月、不正会計疑惑にからみ米司法省および証券取引委員会との和解を発表、罰金など計5億ドルの支払いに同意しているが、これに関連して、2000年〜2003年までの通年決算を修正することも明らかにした。

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