ITmedia NEWS > 速報 >

IE 7.0の対応はWindows XP SP2だけにとどまらず

» 2005年03月02日 08時56分 公開
[IDG Japan]
IDG

 MicrosoftのWebブラウザの次期バージョン「Internet Explorer(IE)7.0」は、Windows XP Service Pack 2(SP2)だけでなく、Windows Server 2003のService Pack 1と、Windows XP Professional x64 Editionにも対応する。

 Microsoftのビル・ゲイツ会長は2週間前サンフランシスコで開かれたRSA ConferenceでIE 7.0を発表した。詳しい情報を公開する中で同氏はこのブラウザについて、フィッシング詐欺やオンライン攻撃からユーザーを守るためにセキュリティを強化すると説明。IE 7はWindows XP SP2のユーザー向けになると述べていた。

 しかしMicrosoftがブラウザのアップデートに取り組む中、IE 7についてさらに詳しい情報が判明しつつある。2月28日遅く、MicrosoftのIEチームは同社のブログに、このブラウザは「Windows XP SP2とそれ以降」に対応すると書き込んだ。同ブログによれば、これには今後リリース予定のWindows Server 2003 SP1とWindows XP Professional x64 Editionが含まれる。

 まだWindows XPにアップグレードしていない企業ユーザーは特に、IE 7をWindows 2000にも対応させてほしいと望んでいるはずだ。こうした要望はMicrosoftにも届いているが、現時点で発表すべきことはないと、IEチームのブログには記されている。

 IE 7の発表以来、かつてIEにバンドルされていた無料電子メールクライアント「Outlook Express」の新バージョンの可能性についても取り沙汰されている。しかしOutlook Expressは「IE7の計画には入っていない」とブログでは説明。Outlook Expressの新バージョンは次期Windowsと共に出荷されると、IEチームは記している。

Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.