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Appleの未発表情報流出訴訟で犯人探しに裁判所がゴーサイン

» 2005年03月05日 07時15分 公開
[IDG Japan]
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 MacファンサイトでApple Computerの社外秘情報が公開された問題をめぐる訴訟で、サンタクララ郡の裁判所はこのほど、Apple側の訴えを認める仮判断を言い渡した。3月4日には口頭弁論を開催、サイト側代理人は電子フロンティア財団(EFF)が務めている。

 ジェームズ・クラインバーグ判事がこのほど言い渡した決定では、O'GradyのPowerPageおよびApple Insiderのパブリッシャーに対し、Appleが召喚状を発行することを認めた。Appleはこの召喚状によって、コードネーム「Asteroid」と呼ばれる未発表製品に関する情報を提供したとされる人物の身元を突き止めたい考えだ。

 Appleは既に、O'GradyのPowerPageが利用しているインターネットサービスプロバイダー(ISP)のNfox.comには召喚状を発行済みで、PowerPageとApple Insiderに対する召喚状も申請。これに対してEFFは2月、Appleの召喚状を阻止する目的で保護命令を申し立てた。Appleはクラインバーグ判事がこの申し立てについて判断を下すまで召喚状の発行を見合わせることに合意したが、今回の仮判断により、召喚状手続きを進めることが可能になる。

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