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Intel、次世代Xeon MPプラットフォーム「Truland」発表へ

» 2005年03月15日 16時41分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米Intelは2週間後、4個以上のプロセッサを搭載したシステム向けのプロセッサ「Xeon MP」のアップグレード版を立ち上げる。同社の計画に詳しい筋が明らかにした。

 情報筋によれば、3月29日の記者発表会で、コードネームで「Truland」と呼ばれる次世代Xeon MPプラットフォームが発表される。

 Trulandプラットフォームは、ハイエンドXeon MP(コードネーム「Potomac」)、エントリーレベルXeon MP(コードネーム「Cranford」)、新チップセット「E8500」の3つの主要コンポーネントで構成される。Potomacは3.3GHzで動作し、8Mバイトの3次キャッシュを搭載する見込みだ。これら最新Xeonは32ビット・64ビット両対応。

 TrulandではXeonのメモリキャッシュが大きく拡大し、プロセッサとチップセット上のほかの部品との間の通信速度を向上させるためにチップセットが再設計されている。E8500はバススピード667MHz、これに対し既存のIntelのXeonチップセットは400MHzだと同社広報担当エリカ・フィールズ氏。

 またチップセット上の部品間の通信速度をさらに向上させるため、Intelは次世代インターコネクト技術「CSI」に取り組んでいると「Microprocessor Report」の編集長ケビン・クレウェル氏。この技術はAMDの「HyperTransport」と競合するものとなる。CSIはItaniumとx86プロセッサの両方に対応するが、登場は2007年以降になるとクレウェル氏は語る。フィールズ氏はCSIについてのコメントを避けた。

 Trulandの立ち上げに合わせ、IBM、Hewlett-Packard(HP)、Dellが同プラットフォーム搭載システムを出荷開始する見込み。IBMは既に「eServer xSeries 366」サーバでCranfordをサポートすることを明らかにしている。同サーバは向こう数カ月以内に出荷開始される、価格は6999ドルから。

 Intelのフィールズ氏は、3月29日の発表に関するコメントを拒否した。

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