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オンライン証券取引の魅力は利便性と安さ

» 2005年03月25日 17時44分 公開
[ITmedia]

 ネットアンドセキュリティ総研は3月25日、オンライン証券取引の利用実態について調べた結果を発表した。調査対象は、同社インターネットリサーチ「BizMarketingサーベイ」の登録会員。

 これによると、証券会社を利用した株式取引を行っている人(1036人)のうち、「オンライントレードのみ利用している」人が61.9%、また「オンライントレードとそれ以外のトレードの両方を利用している」人は16.8%と、合計すれば、株式取引利用者の78.7%がオンライントレードを利用していることがわかった。

 オンライントレードを利用する理由を複数回答方式でたずねたところ、もっとも多い答えは「自宅や外出先で取引ができる」で、80.5%を占めた。次いで、「固定費、手数料の安さ」(68%)と「小額投資でも気軽に扱える」(54.5%)が続く。このことから、利便性と費用の安さが、オンライントレード利用者を増やす理由と考えられる。

 オンライントレード利用者の「現在まで、株式に投資している金額(元本)」は、平均が564.8万円、中央値は200万円、最頻値は100万円だった。

 また、現在までの株式投資による損益状況をたずねたところ、35.8%が「トータルで損失がでている」と回答。損失金額は、平均値250.3万円、中央値40万円、最頻値50万円。一方、50.9%の人は「トータルで利益がでている」とし、利益金額の平均値は392.5万円、中央値50万円、最頻値100万円という結果に。

 現在利用しているオンライン証券会社(複数回答方式)はイー・トレード証券がトップで35.5%。次いで、マネックス証券(17.7%)、野村証券(17.6%)、大和証券(17.4%)が並んだ。

 証券会社を選ぶ際に決め手となったポイント(複数回答方式)では、72.0%の人が「固定費・手数料の安さ」を挙げ、ほかの理由を圧倒した。続いて、「取引ツールの便利さ・使いやすさ」32.0%、「株価情報、分析ツールなどオプションサービスの便利さ・使いやすさ」25.9%といった、オンライントレードならではのツールやサービスに多くの回答が集まった。

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