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HMDで赤外線サーモグラフィゴーグル

» 2005年03月29日 19時29分 公開
[ITmedia]

 日本アビオニクスと四国総合研究所は、赤外線サーモグラフィとヘッドマウントディスプレイ(HMD)を組み合わせたハンズフリー赤外線ゴーグルの試作機を開発した。赤外線映像と実物を重ね合わせて表示することも可能だ。消防や保守点検などの用途を想定し、2005年度中の実用化を目指す。

 サーモグラフィ機器はDVカメラのようなハンディ型が主流だが、使用時には片手がふさがってしまい、作業効率に課題があった。試作機はシースルー型HMDを採用してハンズフリー化した上、実物と赤外線カメラの映像をHMD内で重ね合わせて表示できる。

 人命救助や残火の発見といった消防用途、プラント保守作業など、多数の装備や道具の携帯が必要な作業にも活用できると見込んでいる。

 4月6〜8日に開かれる「総合検査機器展」(JIMA2005、東京ビッグサイト)に参考出品する。

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