ソニーは3月31日、携帯機器向け低温ポリシリコンTFT液晶生産子会社「エスティ・モバイルディスプレイ」(STMD)を設立した。インターナショナルディスプレイテクノロジー(IDTech)から事業買収した製造拠点を活用し、550×650ミリ基板ベースで月産2万5000枚の生産能力を構築、来年4月に本格的に量産を開始する計画だ。
1月に買収に合意したIDTechの液晶製造事業を新会社として編成した。資本金1億円のうちソニーが80%、エスティ・エルシーディ(STLCD)を合弁設立した豊田自動織機が20%出資する。
滋賀県野州市の工場に270億円を投じて生産能力を引き上げ、STLCDと合わせて携帯電話やデジタルカメラなどのモバイル機器向け小型パネル生産を拡大する。
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