米AMDが4月13日発表した第1四半期(1〜3月期)決算は、メモリ事業の不振が響いて売上高は前年同期比1%減の12億2700万ドル、最終損益は1700万ドル(1株当たり4セント)の赤字となった。
プロセッサを手掛けるコンピュテーションプロダクト部門(CPG)は売上高が31%増えて7億5000万ドル。サーバとモバイルプロセッサで過去最高の売り上げを達成、中国などの急成長地域での進出拡大が貢献した。
ロバート・リベットCFOは発表文で「通常は低迷する季節にあって、当社のマイクロプロセッサ事業は全製品分野の売上増が貢献する形で過去最高の売り上げを達成した。AMD OpteronとAMD Athlon 64はいずれも1年前に比べて売り上げが倍以上に増えた」と解説している。
メモリ部門の売上高は4億4700万ドルで29%減少、営業損失が1億1000万ドルに膨らんだ。市場全体でNORフラッシュメモリの供給過剰が続いているため、出荷は増えたが平均販売価格(ASP)が大きく低下、結果的に売上高が予想を下回ったと説明している。
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