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激安10ドルの「メイドロボ」

» 2005年04月28日 22時33分 公開
[ITmedia]

 「メイド」と「ロボ」という単語のコンボに血が萌えてしまうのは日本のオタクの悲しい性だが、「メイドロボが今なら10ドル」という無差別広告メール、もといスパムが届き、編集部は一時騒然となった。

あまり萌えないが……

 問題のサイトをクリックすると、表示されるのは「RoboMaid」なる珍妙な物体。てっぺんに穴が空いた帽子、のようなお盆状物体の真ん中に、ロボットっぽいボールが収まっている。サイトには「ヨーロッパからやってきたロボットチックな掃除機」と書いてあるのだが……。

 サイトでCM動画を再生すれば、疑問は驚きに変わる。どんな仕掛けか、スイッチを入れるとボールが勝手に転がり?出し、その勢いでお盆ごと高速に床を走り回る。お盆の裏には拭き取りシートが取り付けてあって、気が付いたら床がきれいになってますよ奥さん──というものらしい。

 動画を見る限りでは、壁などにぶち当たると自動的に方向転換するかのような「かしこいセンサー技術」が搭載されているようだが、真偽はよく分からない。せめてボールが「ハロ」だったら、と考えてしまうのは日本のオタクの悲しい性だろう。

 それにしても「今なら10ドルぽっきり」は激安だ。お盆の裏に取り付けるパッドが1セット11.99ドル(24枚入り)と本体より高くつく始末。インクカートリッジで稼ぐプリンタ式ビジネスモデルなのだろうか。

 同じような掃除ロボットと言えば、日本でも販売された「ルンバ」(Roomba)があるが、これは米国ではちょっとしたヒット商品になっているそうだ。

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