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次世代携帯のキラーアプリはテレビ?

» 2005年05月10日 17時52分 公開
[ITmedia]

 イプシ・マーケティング研究所は5月10日、携帯電話の利用動向に関する調査結果を発表した。調査はWebアンケート方式で行われ、有効回答数は2253人(男性43.2%、女性55.7%)。

 端末買い換え時に新機能搭載モデルを購入したいと考えている人(713人)に、その際もっとも欲しい新機能をたずねたところ、36.5%が「テレビ機能」を挙げ1位となった。次いで、「おサイフケータイ」(26.9%)、「着うたフル」(25.0%)と並ぶ。テレビ機能は年代を問わず平均して高い支持を得た一方、おサイフケータイは50代で、着うたフルは10代で特に高い支持が見られた。

 携帯電話による地上デジタル1セグメント放送の視聴意向では、10〜44歳で「視聴したい/条件が整えば視聴したい」と答えた人が約半数に達した。しかし同時に、多くの人は条件として「無料サービス」であることを挙げた。

 1セグメント放送で視聴したい番組ジャンルのトップ3は、「ニュース・報道」(58.6%)、「天気予報」(38.9%)、「音楽」(34.0%)。

 番号ポータビリティサービスの認知度は、「内容を詳細に知っている」が26.3%、「聞いたことはあるが、内容を詳細に知らない」が35.4%と、全体の約6割が認知していた。女性よりも男性で認知度が高く、また、年代別では20代後半〜30代、「早い時期からの携帯電話ユーザー」であるほど認知度が高くなる傾向を示した。

 同サービスを利用してのキャリア乗り換え意向を持つ人は、全体で約4割だが、有料でも乗り換えると回答したのは1割強程度。キャリア別で見ると、ボーダフォンおよびツーカーのユーザーがほかに比べ乗り換え意向が強い。

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