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タブレットMacの可能性?

» 2005年05月11日 19時49分 公開
[ITmedia]

 Apple Computerが米国特許商標庁に申請し、認可された米国特許D504,889が、Macコミュニティーで話題を呼んでいる。この特許申請で使われた画像が、タブレットPCを思わせるものだからだ。

 現在、タッチスクリーンを備えたMacは純正では存在せず、WindowsベースのタブレットPCのように、キーボードを備えずにタッチスクリーンだけのポータブルデバイスもない。手書き文字認識の技術は持っているものの、Appleはそれを生かすことができるプラットフォームを持っていない。

 この特許は、分類としては「電子デバイス」となっており、考案者の中にはスティーブ・ジョブズCEO、デザイン担当副社長のジョンサン・アイブ氏のほか、2002年からAppleに入社した著名インダストリアルデザイナーの西堀晋氏の名前も見える。申請日は2004年3月17日。参考資料としてタブレットPCも挙げられている。

 画像はAppleのiMacのディスプレイ部分やCinema Displayのデザインに似ている。このデバイスを片手で持って、もう片方の手で(スタイラスではなく、指で)操作している画像も、特許書類に含まれているが、PDAというには大きすぎ、現在のタブレットPCと同程度の大きさに見える。

 ただし、この特許書類にはOSなど、デバイスの細かいスペックは記載されておらず、これがMacなのかどうか、また、製品化されるかどうかについても不明だ。

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