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携帯プレーヤーの代名詞に世代交代の波

» 2005年05月13日 22時59分 公開
[ITmedia]

 ネットアンドセキュリティ総研は5月12日、ポータブルオーディオプレーヤーの利用動向に関する調査結果を発表した。調査は、同社マーケティング情報サイト「BizMarketing」の登録会員を対象に4月27日〜5月9日で実施し、有効回答数は4279人。

 まず、ポータブルオーディオプレーヤーのブランドとして最初に思い浮かべる名前を純粋想起の自由回答方式でたずねたところ、2355人(全体の55.0%)が回答し、そのうちの72.6%が「iPod」を挙げた。次いで多かったのは「ウォークマン」だが、その割合はわずか9.1%にすぎなかった。

 ポータブルオーディオプレーヤーを利用する回答者(全体の56.0%)に、もっともよく利用しているプレーヤーをたずねたところ、最多は「MDプレーヤー」で40.8%。2位は「デジタルオーディオプレーヤー」(31.2%)、次いで「CDプレーヤー」(28.0%)と並んだ。なお、デジタルオーディオプレーヤーのうち、iPodが占める割合は42.9%にも上る。

 回答者全員に、ポータブルオーディオプレーヤー購入時に重視するポイントを、上位3つまでで選んでもらった。もっとも多かった答えは「価格」で61.0%。以下、「サイズ・重さ」(43.2%)、「デザイン」(31.5%)、「音質」(27.0%)、「メーカー・ブランド」(25.6%)、「操作性」(23.9%)などが続いた。

 次に、ソニーのHDD搭載オーディオプレーヤー「NW-HD5」(関連記事を取り上げ、商品概要を写真付きで説明した上で、魅力を感じるポイントを上位3つまで選んでもらった。多くの回答を集めたのは、「記録可能な曲数」(51.1%)、「再生時間の長さ」(39.9%)、「メーカー・ブランド」(31.4%)だった。しかし、プレーヤー購入時に重視されるポイントの1位に挙がった「価格」の点で魅力を感じた人はわずか8.6%だった。

 NW-HD5の利用意向および購入意欲をたずねたところ、「利用したい/どちらかといえば利用したい」と答えたのは36.7%、また、「購入したい/どちらかといえば購入したい」は26.5%だった。

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