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ハーバード・ビジネス・レビューを好きな号だけ選んで購読

» 2005年06月14日 20時01分 公開
[ITmedia]

 ダイヤモンド社は、経営月刊誌「DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー」の年間購読者を対象に、希望する号だけを選んで12回分配送する新サービスを始める。定期購読を「12回分の購読権」に転換する試みで、ビジネスモデル特許を出願し、サービスの外販も行う。

 同誌は世界的に知られる経営誌の日本語版。経営問題の多様化で読者の興味もさまざまになってきており、すべての号の特集内容に興味があるわけではないという読者も出てきた。読みたい号だけを選べる新サービスの導入でニーズに対応する。

 新サービスでは、読者は会員専用サイトにアクセスして登録。登録者宛てに次号の目次を告知するメールを毎月配信し、読者は目次を見た上で次号の購読を判断する。不要な場合、専用サイトで「SKIP」ボタンを押せば購読権を先延ばしにできる仕組みだ。スキップは6回まで。最大18カ月のうちに12冊を受け取れる。

 会員専用サイトは、同社と日本アイ・ビー・エム(日本IBM)が共同で構築した。配本の要不要情報はサイトから配送システムに自動的に転送する。要不要情報をもとに、各特集ごとのニーズも把握でき、編集内容に活かしていく。

 今後は専用サイトを活用し、論文単位のPDFダウンロードサービスや、ハーバードビジネススクールの講義ストリーミング配信なども予定している。

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