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Microsoft、RSSサポート拡大へ

» 2005年06月24日 15時45分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米MicrosoftはRSS標準を拡大して、順序付き情報リストのパブリッシングをサポートする計画だ。同社広報担当者が6月23日、明らかにした。

 同社Windows部門の戦略的製品管理ディレクター、ゲリー・シェーレ氏は、RSSはメッセージの形で最新情報を届けるのに信頼できる標準だが、今の時点では、利用者がフィードされる内容の経過を追跡できるようなやり方で情報を整理する論理的な手段がないと語る。

 「RSSは新着情報を配信するのにはいいが、分類されたものや順番が付いたものを配信するにはあまり適していない」(同氏)

 Microsoftは6月24日(米国時間)、RSSの拡大計画をシアトルで開催のGnomedex 5.0で正式発表する予定だ。同社は先に、次期版Windows「Longhorn」のユーザーの情報収集・整理を改善する新機能を発表した。Longhornは2006年後半にリリースされる見通し。

 MicrosoftがRSSサポートを拡大するという情報は、初めソフト開発の第一人者デイブ・ワイナー氏のブログにより明らかになった。同氏はMicrosoftからこの新しい拡張機能の一部を披露された。

 同氏は22日付のブログエントリで、Microsoftは自社ソフト、特にInternet Explorer(IE)にRSSを密に統合することに関心を持っているかもしれないとも述べている。

 「24日には、RSSがIEアーキテクチャにどれだけ深く統合されるかが分かるだろう。しかし、それはこれから明らかになるかもしれないことの氷山の一角にすぎない。Microsoftの人たちは、ごくささいなことだが、わたしが分かっていたことに気づいた――それはニュースに関係のないRSSの用途があるということだ」(同氏)

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