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ネットシネマのシナリオ、俳優、監督を公募

» 2005年07月22日 14時57分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 人材派遣のヒューマントラストは7月22日、同社サイトで公開する短編ネットシネマ「ハートフル・コンテンツ」のシナリオ、監督、俳優を公募すると発表した。公募シナリオから3作品を選び、それぞれ15分のネットシネマに仕上げて来年1月に同社サイトで公開。ネット投票で優秀作品を選ぶ。

photo 「ブロードバンドなど新しい分野と関わっていきたい」と阪本美貴子ヒューマントラスト社長

 同社の創立10周年を記念して行う事業で、阪本美貴子社長は「この活動を通じて、映画に関わる人材や能力を発掘したい」と意気込む。

 シナリオは、人の心を打つ感動的で斬新な短編を募集する。応募者の年齢や国籍、作品ジャンルなどは不問。6000字以内の文章のほか、漫画や絵本でも応募できる。原作を明示すれば、既存の漫画などを原作にしてもよい。選考委員で先端映像研究所の坂野義光社長は「きらりと光る応募作品を期待する」と話し、短い作品でも魅力があれば採用される可能性があるとした。

 1200字の概要説明を添付し、郵送か電子メールで応募する。応募は8月31日まで(必着)。審査結果は9月中にWebサイトなどで発表する。採用されれば50万円の賞金が贈られる。

 監督は、原則としてシナリオ提出者から選考する。シナリオ提出時に「生きる」(黒澤明監督)か「東京物語」(小津安二郎監督)の感想文(800字以内)と、最も感動した映画タイトル3本、映画監督になりたい理由(400字以内)、顔写真、応募者が作った映像資料(あれば)を添付。書類で1次選考を行い、面接や実技で2次選考する。

 俳優部門は、写真と経歴書を8月31日までにメールか郵送で提出する。採否は監督によるオーディションで決める。

 審査員は、映画監督の大林宣彦さんや林海象さんらが務める。事務局が選んだプロデューサーが、監督やライターと協力してシナリオ決定稿を作成し、先端映像研究所が作品化する。

 来年1月のネット配信後、ネット投票で最優秀作品賞、最優秀シナリオ賞(賞金50万円)、監督賞(賞金50万円)、主演男・女優賞(賞金各30万円)を決める。

 応募は「ヒューマントラスト・ネットシネマ公募係」まで。宛先は電子メールが「koubo@HT-cinema.com」、郵送が「〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-25 金子ビル3F 株式会社テクネ内」。問い合わせも電子メールで受け付ける。

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