ITmedia NEWS >

サイバードやCCIなど、モバイル広告新会社

» 2005年07月26日 19時13分 公開
[ITmedia]

 サイバードと、電通グループのネット広告代理店・サイバー・コミュニケーションズ(CCI)、ネット広告代理店オプトの3社は共同で、携帯電話向け広告開発会社「プラスモバイルコミュニケーションズ」を8月8日に設立する。

photo

 新会社の資本金は5000万円で、サイバードが60%、CCIとオプトがそれぞれ20%ずつ出資し、2008年3月までに100億円の売り上げを目指す。社長はサイバードの川田敦昭執行役員が兼任する。

 サイバードのパートナー企業が持つ大規模なモバイル顧客基盤と、CCIやオプトの企画、営業ノウハウを持ち寄り、メール広告、モバイルサイト広告の開発や、電子クーポンを活用した新しい広告メディアの企画、マーケティングのコンサルティングを行う。

 新会社が企画開発する広告商品は、CCIを通じてオプトと代理店各社に配信する。

 従来のモバイル広告は、ネット懸賞や着信メロディなどモバイルサービスを目的に集まったユーザーを配信先としているものが多く、顧客属性やスポンサー企業が偏りがちだったという。新会社は、サイバードの提携先であるビットワレット(電子マネー「Edy」を発行)や富士急行、リクルートなどの顧客データを活用し、より幅広い顧客層にリーチできるとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.