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メッセンジャーも“遊び”にする小学生

» 2005年07月28日 20時14分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 夏休み2週間目となる7月28日、マイクロソフトのMSN事業部が、東京都渋谷区の山谷小学校でネット安全教室を開いた。4〜6年生の子ども達15人ほどが集まり、ネットセキュリティに関するクイズを解いたり、MSNメッセンジャーを体験した。

photo 夏休み前に学校で参加募集した。参加者は4年生がほとんど

 山谷小周辺に住むボランティアが開いている夏休み教室「さんや・チャレンジスクール」の一環。企業などに講師役を依頼し、お盆期間を除くほぼ毎日、科学教室や料理教室などを校内で実施している。ネット安全教室は、マイクロソフト社員を講師として招いて開いた。

 参加した子どもたちのうち、自宅にPCがあるのは半数というが、用途はゲームや調べ物、お絵かきなどが中心。メールも使ったことがない児童が多く、メッセンジャーはほぼ全員が初体験だった。MSNメッセンジャーは子ども達に大人気で、使い方を聞く前から自分で機能を発見しては友人と教え合い、新しい遊び方を開発して楽しんでいた。

photo MSNの「夏休みインターネット安全教室」で、ネットの仕組みを学びながら、ネットセキュリティに関するクイズに挑戦。「スパムメールって何ですか?」「ファイアーウォールって?」「漢字が読めない!」などという声が飛び交い、友人で教え合ったり、講師にアドバイスをもらったりしていた
photo クイズに全問正解すると、動物の赤ちゃんか恐竜のイラストがもらえる。女の子はほとんどが動物、男の子はほとんどが恐竜を選んでいた
photo 友人のメッセンジャーにメールアドレスを登録してあげる児童。指定されたメールアドレスが小文字で書かれていたため、キーボード上の大文字と対照できず困る児童が多かった
photo ローマ字入力できないので、文字入力はソフトキーボードのカナで
photo 手前の女の子が、メッセンジャー相手の画面にアニメーションを送信できる「ウインク」モードを発見。奥の男の子とアニメーションのやりとりを始めた。女の子が周りにウインクモードを教えてあげると、瞬く間に教室内で大流行。講師も「教えようと思ったらみんな使っていた」とびっくり
photo ソフトキーボードで顔文字を連続入力したり、キーボードでめちゃくちゃな文字を入力し合う遊びも

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