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NTT東西のADSLモデム58万台に不具合

» 2005年08月01日 16時33分 公開
[ITmedia]

 NTT東西地域会社は8月1日、IP電話対応ADSLモデム・ルータに、一部で電話が発信できなくなる不具合が見つかったと発表した。対象製品の出荷台数はNTT東が1万3000台、NTT西が56万6600台。修正ソフトを配布するなどの対策を行う。

 対象製品はNTT東西のIP電話対応モデム内蔵ルータ「Web Caster 3000MV」、NTT西の同「Web Caster 3100SV」、NTT西の「ADSLモデム-SVII」「同SVIII」。

 NTT東西によると、対象製品ユーザーがダイヤル回線とISP提供のIP電話サービス(050番号)とを利用している場合に、加入電話から緊急機関(「110」「118」「119」)へ発信して通話終了後、再度受話器をあげて電話番号をダイヤルしても、外部への発信ができない場合があるという。

 緊急機関との通話開始から次の電話の発信までが3分以下の場合に起きるという。不具合が起きた場合、受話器を上げて番号をダイヤルしても、「ツー」音が流れたままになる。プッシュ回線の場合は不具合は起きない。これまでにユーザーからの不具合の報告はないという。

 原因は対象製品のソフトウェアの不具合。対策ソフトの配布を両社のサイトで始めたほか、ユーザーにはダイレクトメールなどで連絡する。

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