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「鶴亀メール」が「秀丸メール」に名称変更 商標権侵害で

» 2005年08月09日 17時23分 公開
[ITmedia]

 「秀丸エディタ」などで知られるシェアウェア開発者の齊藤秀夫さんは8月9日、齊藤さんが開発したメールソフト「鶴亀メール」の名称を、近日中に「秀丸メール」に変更することを明らかにした。他社が保有する「鶴亀」の商標権を侵害していると分かったため。

 8月2日に商標権者から内容証明郵便が届き、侵害の事実が分かったという。弁護士などと相談した上で8月9日、サイト上に謝罪文を掲載。「可能な限り速やかに」に名称を変更するとしている。「turukame.exe」などソフトに含まれる個別ファイル名は、商標権者の許可を得た上で、当面は継続利用する。

 同社は、第三者が作成した鶴亀メール関連ソフトやヘルプファイルなどでの表記を、秀丸メールに変更するよう呼びかけている。

 商標権侵害問題に関して、齊藤さんが掲示板上で誤った記述をしたとして、同掲示板上に謝罪文を別に掲載した。ユーザーに対しても、商標権者を中傷する記述をしないよう呼びかけている。

 秀丸エディタは商標登録済み。秀丸メールは、商標登録を前提に名称を考案した。

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