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デル、職安法違反を指摘され是正

» 2005年08月11日 18時06分 公開
[ITmedia]

 米Dellの日本法人・デルは8月11日、神奈川労働局から職業安定法違反を指摘され、是正したことを明らかにした。

 一部報道は、神奈川県警が同法違反の疑いで同社を書類送検する方針を固めたと報じた。

 デルによると、派遣業務のスタッフ候補を、同社が派遣会社に紹介したことがあったという。職安法は職業紹介事業の許可がない者による紹介を禁じており、昨年6月に神奈川労働局が指導。同社は「法令の理解が十分ではなかった。即刻是正措置をとり、現在はそのような問題はない」としている。

 一部報道によると、派遣スタッフは川崎市のデル本社で面接を受けて採用されるなどし、デルの社員として採用されたと思っていたスタッフもいるという。昨年まで2年間で約200人に接触していたとみられ、採用担当の元社員は県警の聴取に対し「正社員だと金がかかるため、派遣会社に紹介した」と容疑を認めているという。

 デルは一部報道については「現時点ではコメントは差し控えさせていただきます」としている。

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