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来年の元日は1秒だけ長い 7年ぶりに「うるう秒」

» 2005年09月07日 19時34分 公開
[ITmedia]

 日本標準時(JST)の維持・通報を実施している独立行政法人・情報通信研究機構(NICT)は9月7日、2006年の1月1日に「うるう秒」を1秒挿入すると発表した。うるう秒調整は7年ぶりで、「来年の元日はいつもより1秒長い」(NICT)。

 地球の公転・自転に基づき時刻を決める「天文時」と、原子時計とのずれが0.9秒に近づいたため、地球の回転についての国際観測を実施している「国際地球回転事業」(IERS)がうるう秒の挿入を決めた。前回の調整は1999年の元日だった。

 調整は、2006年1月1日のJST午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「午前8時59分60秒」を挿入して行う。

 電波時計などが時刻合わせに使う標準電波(JJY)や、コンピュータ用のNTPなど、各種の標準時サービスも調整して提供する。詳細は「うるう秒に関するQ&A」を参照。

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