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ヤフー検索のロボット化で、検索順位落ちるサイト急増?

» 2005年09月20日 20時24分 公開
[ITmedia]

 ヤフーが10月からデフォルトの検索をロボット型に切り替える影響で、これまで検索結果のトップ画面に掲載されていたサイトの7割が、2画面以降に掲載される──検索エンジンマーケティング(SEM)のアイレップは9月20日、こんな予測を公表した。

 ヤフーの検索は従来、入力キーワードに関連する「Yahoo!カテゴリ」登録サイトを一覧表示した後、ロボット検索結果を表示していた。10月からは、登録サイトの表示を最低限にとどめ、ロボット検索「Yahoo! SEARCH」の結果をメインで表示する(関連記事参照)。このため、Yahoo!カテゴリで上位に登録してありながら、Yahoo! SEARCHとの相性の悪いサイトは、検索結果の順位が大幅に落ちる可能性がある。

 同社は今回、15の業種に関連した検索ワードを各7つ、105選定。それぞれのキーワードでヤフー検索したときにトップページに表示される上位5位のサイトが、ロボット検索「Yahoo! SEARCH ベータ版」ならどこに掲載されるか調べた。

 調査対象となった全442サイトのうち70%が、Yahoo! SEARCHでは2ページ以降に移動することが分かった。2ページめ移行率は「インテリア、ガーデニング、DIY用品」カテゴリーが最も高く、86%だった。このほか「アパレル、ジュエリー」(83%)、「コンピューティング」(80%)、「電化製品、家電」(80%)が80%以上。最も移行率が低かったのは「金融、保険サービス」「通信、インターネットサービス」で、それぞれ57%だった。

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