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企業のIM送信、1日当たり10億通に

» 2005年10月06日 08時51分 公開
[ITmedia]

 調査会社IDCが10月5日発表した統計によると、企業のインスタントメッセージング(IM)利用と世界市場規模は少なくとも2009年まで伸び続ける見通しだ。

 IMサーバ製品とIMセキュリティ、コンプライアンス、管理製品を含むエンタープライズIMの世界市場は、2004年中に前年比37%の伸びを示し、2005年の3億1500万ドルから2009年には7億2600万ドルに拡大する見通し。

 エンタープライズIM製品を使っている企業は2005年に世界で2800万社を超え、1日当たりのメッセージ送信数は10億通近くに到達。かつてティーンエイジャーのおもちゃだったIMは、向こう数年の間にますますビジネスコラボレーションアプリケーションとしての役割を拡大していくとIDCは予想している。

 大手ベンダーも足場を固めつつあり、MicrosoftのLCSおよびCommunicator製品は2004年を通じて活発なパートナー活動を展開。IBMのSametimeおよびWorkplace MessagingによってIMは新しい大規模なロールベースのインプリメンテーションとなり、Jabberはウォール街でコンシューマー向けIM利用からエンタープライズIM利用への切り替えを促す一助となった。AOLはパートナーの力を借りて引き続きビジネスサービスの分野に進出を深め、強力な立場を維持していると報告書は指摘している。

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