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SamsungとB&O共同開発の高級携帯「Serene」発表

» 2005年10月07日 16時06分 公開
[ITmedia]

 Samsung ElectronicsとBang & Olufsenは10月6日、9月に共同開発を表明していた高品質の携帯電話「Serene」をリリースした。

 ダークなクラムシェル型ボディーは、左右の中央部が少し細くなっており、開いて操作するとき、手になじみやすくなっている。ヒンジはB&Oの工場で作られた高級感のあるもの。最も特徴的なのは、操作ボタンだ。丸いホイールを取り囲む数字ボタンは、アナログ電話のように配置されている。ホイールはiPodのホイールのような操作性を持つ。また、高音質のスピーカーが数字ボタンの後ろに設置されているという。

photo1 特徴的な数字ボタン

 このボディーは、手に持つときと、机の上に置いたときでは画面とキーパッドの位置が逆になる。通常時は画面が上に来るが、机に置いてキーパッドを下にすると、画面が自動反転する。「小型の携帯を親指で操作する際には、キーパッドを上に持ってくるのが自然だ」とSereneの説明ページには書かれている。

photo2 キーパッドを下にすると画面が反転する

 リングトーンは、シンプルで洗練された独特のベル音が用意されており、静かな場所でも騒がしい場所でも聞き取りやすいとしている。また、音声認識機能も業界で最高レベルのものを提供しているという。

 B&O製ワイヤレス固定電話システムと連動するDECTドッキングステーションも用意されている。

 両社の共同開発は2004年初めにスタートし、「快適で便利なコミュニケーション」のための携帯電話の実現を目標とした。Sereneという名前は、エレガントなシンプルさと洗練されたミニマリズムという、コアコンセプトを象徴したものだという。

 発売は欧州、ロシア、ウクライナで2005年第4四半期、DECTを含むセット価格は1100ユーロ、DECTなしの価格は1000ユーロとなっている。

 

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