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NICT発ベンチャーが自動暗号化ソフトを無償提供

» 2005年10月18日 19時09分 公開
[ITmedia]

 独立行政法人・情報通信研究機構(NICT)発のベンチャー、カオスウェアは10月18日、汎用USBメモリを鍵に使い、PCのデータを自動的に暗号化するソフトを無償公開した。

 ソフトはUSBメモリに常駐。USBメモリをPCから抜くと、PC内の指定したファイルが自動的に暗号化され、他人には読めなくなる。USBメモリを再挿入すると自動的に復号化される仕組みだ。USBメモリを抜いておけば、PCが盗まれても情報が漏えいしないとしている。

 暗号化技術には、NICTが特許を持つ暗号技術「VSC」(Vector Stream Cipher)を採用した。カオスウェアは、LANコネクタの抜き差しで暗号化・復号化するネットワーク版も開発を進めている。同社はNICT研究員が起業支援制度を活用して設立した。

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