GoogleがGoogle Printサービスを拡大し、フランス、イタリア、ドイツ、オランダ、オーストリア、スイス、ベルギー、スペインで書籍検索サービスを立ち上げた。
各サービスともインタフェースがローカライズされ、現時点で対象となる書籍の数は限定されている。ただ、ある国で検索をかけた場合、ほかの国のインデックスからの書籍検索結果が表示されることもある。
Googleのコンテンツパートナーシップ担当ディレクター、ジム・ガーバー氏によれば、国際書籍検索プログラムで提供している書籍はすべて、これら各国のパブリッシャーパートナーシッププログラムを通じて取得した。初期バージョンはGoogle Labsを通じてβサービスとして提供され、このサービスがどのようなものになるかを出版社に理解してもらう一助になると同氏は言う。
Google Printが米国で立ち上げられた時には、特にGoogleが該当書籍の出版社からの承諾の有無を問わず、図書館の収蔵書物をすべてデジタル化すると表明したことをめぐって、出版社および作家側に相当の混乱と不安を巻き起こした。
今回のサービス立ち上げは、Googleが8月にフランス、イタリア、ドイツ、オランダ、スペインでパブリッシャープログラムを発表したことに続くもの。パブリッシャープログラムはオーストリア、スイス、ベルギーでも発足している。
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