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Microsoft、ソースコード開示プログラムを簡素化

» 2005年10月20日 08時26分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは10月18日、ソースコード開示プログラムShared Source Initiative(SSI)でライセンス体系を簡素化する方針を明らかにした。

 MicrosoftはSSIを利用して過去5年間で80以上の技術を公開してきたが、ソースコード開示に関連した権利について幅広いアプローチを採ってきたため、結果としてソースコード開示のために利用するライセンスも多様化したと説明。今後はコード開示のライセンスを簡素化して3種類に分類し、簡潔で分かりやすく、効果的・効率的なライセンスを目指すとしている。

 具体的には「Microsoft Permissive License」(Ms-PL)、「Microsoft Community License」(Ms-CL)、「Microsoft Reference License」(Ms-RL)の3種類に分類する。

 Ms-PLは最も制約が少ないライセンスで、商用・非商用目的でソースコードを参照、変更、再販することが認められる。

 Ms-CLは主に共同開発プロジェクトに利用されるライセンス。一般的には相互的ソースコードライセンスと呼ばれ、ライセンスしたソフトは商用と非商用目的で変更・再販が可能だが、Ms-CLコードと自社のコードを組み合わせる場合には相互に条件が定められる。

 Ms-RLはリファレンスオンリーのライセンス。ライセンシーはMicrosoft技術の仕組みについて理解を深める目的でソースコードを参照できるが、修正や再販は認めない。

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