タムロンは10月20日、ブロニカ中判カメラ事業から撤退することを明らかにした。6×4.5判レンジファインダー「ブロニカRF645」と交換レンズ群などの生産を10月末で終了する。
ブロニカRF645は2000年に発売したが、デジタル市場の拡大で中判市場の縮小が加速し、販売数が激減したため、生産終了を決めたとしている。既に中判の他製品は生産を終了しているため、同事業から撤退となる。
ブロニカ中判カメラは、1959年発売の「ゼンザブロニカD」を始めとして、特に6×6判で親しまれた。ブランド名は創業者の吉野善三郎氏にちなんでおり、レンズブランドは「ゼンザノン」。タムロンが1998年に旧ゼンザブロニカ工業を吸収して事業を続けていた。
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