Appleの乗り換えは影響せず――IBM、最新PowerPCを語る(1/2 ページ)
Apple ComputerがPowerPCからIntelプロセッサに乗り換えても、IBMのPowerPCへのマーケティングのフォーカスは変わらないだろう。
Appleの計画にかかわらず、引き続き「サーバおよび組み込み」をPowerPCシリーズ(最新版のPowerPC 970MPを含む)のターゲットにするとIBMの殊勲エンジニアでトップ半導体設計者の1人、ノーマン・ローラー氏は10月25日、In-Stat Fall Processor Forumでのプレゼンテーションで語った。
同氏は、新しいマルチコアプロセッサPowerPC 970MPの詳細を披露した。同プロセッサはAppleの新しいPower Macに採用されている。同プロセッサは1.2G~2.5GHzで、「省電力、高性能」だと同氏は語った。
シングルコアPOWER4プロセッサを基盤とする970MPは、2個のコアを備え、コアはそれぞれ1個のCPU、AltiVec SIMDユニット、1MバイトのL2キャッシュを持つと同氏は説明した。同氏によれば、同プロセッサ自体は64ビットだが、32ビット命令にも対応する。つまりユーザーは既存のPowerPCベースのシステムから乗り換えるときに、ソフトをアップグレードする必要がないということだ。
旧バージョンのPowerPC 970FXと比較して、970MPはキャッシュが2倍になり、クロックチューニングと電圧スケーリングの幅が拡大し、また1コアあるいは2コアで動作させることができる。
ローラー氏によると、2.5GHz版970MPは初期テストで、SPECintテストで1438点、SPECfpテストで2076点を記録したという。「省電力」の面に関して、両方のコアを2.5GHzで動作させたときの消費電力は最高100ワットだと同氏は付け加えた。
同氏はまた、970MPの2個のコアをそれぞれ起動状態とスリープ状態にできると語った。不要なときは2番目のコアを4分の1のクロック周波数で動作させたり、さらにはオフにしたりできる。
この機能は消費電力と発熱を50%削減できる。両方のコアをフルに動作させることも、1個を半分のクロックで動かしてもう1個を4分の1のクロックで動作させることも、64分の1の電力しか使わない「deep nap」状態にすることもできる。
コンシューマーが望むものは
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
トランプ政権のサックス氏、AI「ペース調整」論に苦言 「規制がなければできないふりをやめろ」
-
2
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
「悪用されそう」─―メルカリ「限定公開」機能、SNSで物議 同社に対策を聞いた
-
5
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
6
映画「バックルームズ」が怖くなかったマンガ家、基になったネット都市伝説にハマって本作の楽しみ方を理解する
-
7
AnthropicのアモデイCEO、AI開発の「ペース調整」訴えるエッセイ公開 アルトマン氏とマスク氏も賛同
-
8
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
9
松本デジタル相、24.6万件漏えい可能性について説明 「既知の脆弱性を対応前に悪用」
-
10
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR