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複数の脆弱性と不具合を修正した「Mac OS X Update 10.4.3」リリース

» 2005年11月01日 23時00分 公開
[ITmedia]

 米Apple Computerは10月31日、Mac OS X向けの最新のアップデートとなる「Mac OS X Update 10.4.3」とサーバ向けの「Mac OS X Server 10.4.3」を公開した。Mac OS Xのソフトウェアアップデート機能および同社のダウンロードサイトから入手できる。

 このアップデートでは、FinderやSpotlight、Safari、iChatをはじめとする複数のアプリケーションで機能強化や不具合の修正が行われた。特にSafariは、World Wide Web Consortium(W3C)勧告に対する互換性テスト「Acid2」をクリアしたという。

 さらに、カーネルやFinder、ソフトウェアアップデートなどに存在する7種類の脆弱性も修正されている。Appleの情報によると、悪用されればセキュリティ上の制限を回避して重要な情報を盗み見られたり、適切にアップデートを適用できなくなるおそれがある。ただし、リモートから任意のコードを実行されるような、危険性の高い脆弱性は含まれていない。

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