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ゲーム内広告でブランドイメージ転換も――Activision調査

» 2005年12月06日 08時50分 公開
[ITmedia]

 ゲームへの広告挿入によって製品の認知度が上がり、特定ブランドに対する意見を変えさせることも可能――。ゲームパブリッシャーの米ActivisionとNielsen Entertainmentは12月5日、ゲーム内広告の効果に関する調査結果を発表した。

 調査は13歳から44歳の男性1350人を被験者として実施。広告を挿入したテレビゲームと挿入しないゲーム、および従来型のテレビCMを体験してもらい、登場したブランドの認知度や関心度などについて比較した。

 これまでは、広告があちこちに登場しすぎると気が散ってゲーマーのイライラが募るとの見方があったが、これに反して調査では被験者の大部分が、製品がゲームに合っていればゲームの面白さが増すと回答。ゲームに出てきた製品を覚えていた被験者は高い確率で、自分が使ったゲームにその製品が合っていたと答えた。さらに、その製品に対するイメージがマイナスからプラスに転じたという回答も多かったという。

 こうした結果を受けてActivisionとNielsenは、テレビゲームは消費者の意見を変えさせることもでき、強力な広告媒体であることが実証されたと強調している。

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