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オートメーションの祖、ジョン・ディーボルド氏が死去

» 2005年12月28日 08時31分 公開
[IDG Japan]
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 オートメーションの草分けであるジョン・ディーボルド氏が10月26日、ニューヨーク州ベッドフォードヒルズの自宅で死去した。79歳だった。New York Times紙が12月27日に報じた。

 Times紙では同名の甥の話として、ディーボルド氏は食道がんのために死去したと伝えている。

 ディーボルド氏は技術利用の未来に関するビジョナリーで、1952年の著書「オートメーション」では、プログラマブルデバイスがビジネスのやり方にどのような変革をもたらすかについて解説していた。その後Diebold Groupを設立し、電子ネットワークでニューヨークにあるBowery Savings Bankと同銀行支所の記録を結び、窓口係が預入と引き出しを即座に把握できるようにした。それまでは、銀行が閉店後に記録をアップデートしなければならなかった。このアイデアがヒットし、Dieboldのマシンはこの業界で広く普及、医療などの分野でもバックエンドオフィスに使われるようになった。

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