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» 2006年01月23日 16時55分 UPDATE

サイバーエージェント藤田社長が語る、ライブドアとM&A

サイバーエージェントの藤田晋社長が「経営学」の授業に登場し、ライブドア騒動について語った。

[岡田有花,ITmedia]

 サイバーエージェントの藤田晋社長が1月23日、デジタルハリウッド大学の「経営学」の特別授業にゲスト講師として出席した。ライブドアが証券取引法違反の疑いで強制捜査を受けたことについて「(ライブドア関連のニュースは)たいていのことには驚かなくなっていたが、今回は驚いた」と率直な感想を語った。M&Aを繰り返す経営については「向いている企業とそうでない企業がある」とし、サイバーエージェントは“向いていない”企業と分析。社内の人材を育て、地道に成長していきたいとした。

photo 「経営学」履修者や同大の講師、来年度から同大に入学する学生など30人あまりが出席した

 藤田社長は「会社は1つのビジョンを共有するチーム。カルチャーを大事にすると、外の文化を中に入れるのは難しい」と、M&Aには慎重な姿勢を示した。「当社は(派手なM&Aをしないため)堅実すぎるとよく言われるが、新規事業を社内で作って伸ばしていくタイプ」とし、社内ベンチャー制度を整備して人材育成に力を入れているという。

 「ライブドアショック」の影響で1月17日以来、同社の株価も下落傾向だが、藤田社長は「今回の株安は(IT業界全体ではなく)個別企業の問題で、本質的には関係ない。ある程度時期が来れば(株価は)戻る」とした。

photo 「社長は威張らない方がいい」と藤田社長。「ブログを書けば、偉そうにしていた人でも『この程度か』と分かってしまう。どうせバレるんだから、普段から威張っていない方がいい」

 同社は以前「サイバークリック」というクリック課金型広告でライブドア(当時はオン・ザ・エッヂ)と協業していた。同サービスはバリュークリック(現:ライブドアマーケティング)のライバルサービスだったといい、「バリュークリックがライブドアマーケティングに変わり、今回ガサ入れが入ったと聞いて『一体どうなっちゃったの?』と思った」という。

photo 藤田社長の著書にサインを求めたり、自分の事業を売り込む学生も。藤田社長は「ネット業界はまだ歴史が浅いから、経験のない若者でも十分に活躍できる」などと激励した

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