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So-net「Web2.0サロン」公開 ブログの“キーワード地図”も

» 2006年01月23日 17時54分 公開
[ITmedia]

 ソニーコミュニケーションネットワーク(So-net)は1月23日、サービスのオープン化やユーザーとの情報共有を進めるためのポータルサイト「Web2.0サロン」(web.two.o.salon)を開設した。ブログで話題のキーワードをマップ化するソフト「Blog Keyword Visualizer」のダウンロード公開も同サイト上で始めた。

 同社の新ポータル戦略の一環。来年度は、ブログやSNSを充実させる機能や、WebサービスのAPI公開など、Web2.0的と言われているサービスを同サイト上で積極的に展開し、ユーザーと意見交換していく方針だ。

photo Web2.0サロン

 Blog Keyword Visualizerは、RSSで収集した国内主要ブログサービスの記事を独自システムで解析し、話題になっているキーワードを抽出し、関連キーワード同士を線でつないで表示する。キーワードに関する話題が盛り上がったり消えていく様子もアニメで表現した。

photo Blog Keyword Visualizer

 キーワードをダブルクリックすれば、そのキーワードの検索結果をブラウザで表示するほか、線上をダブルクリックすると、線の先にあるキーワードを含むブログにアクセスできる。ブログの話題の移り変わりや、他の話題との絡み方を直感的にとらえることができ、普段気づかないようなテーマを発見できるとしている。

 奈良先端科学技術大学院大学が開発した固有名詞抽出技術を採用した。あらかじめサンプルデータで学習させておくことで、人名や地名、組織名なども正確に抽出ができるという。「世界の中心で愛を叫ぶ」といった、複数の単語から成るキーワードも抽出可能だ。

 今後は、ユーザーからのフィードバックを元に、各ユーザーの関心に合う話題を簡単に見付けられるサービスにしていく。

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