米Cingular Wirelessが顔文字の特許を取得しようとしている――?
このようなニュースが流れ、一部のブログは「どうやったらこんな特許が認められるのか」「一般的な言葉の特許を取得しようとするようなもの」と騒然となった。
だがこれは誤解だった。Cingularが出願したのは、携帯機器で顔文字を使う方法に関する特許だった。
この出願は今年の1月19日に米特許商標局に提出されたもので、「Using emoticons, such as for wireless devices(ワイヤレス機器などでの顔文字の使用)」と題されている。
出願書によると、この特許は「携帯基地局利用者のムードや感情を示すアイコン(顔文字)を生成する手法とシステム」をカバーする。携帯電話などの機器の利用者に、顔文字を入力するか、顔文字の候補一覧を表示するためのキー(専用キーあるいはほかの機能にも使われる兼用キー)を提供する方法などに関連するという。
Cingularは特許出願の背景として、「一般的な携帯電話は小さいため、顔文字入力が面倒で時間がかかることがある。この問題は、一般的に使われる顔文字の基盤が広がり、新しい顔文字を含むようになるにつれてさらに悪化している」と述べている。
ただし誤解していないブログでも、この出願を「革新的でない」「ばかばかしい」と冷ややかに受け止めている。
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