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今年のデジカメ出荷は4%増に 国内は減少

» 2006年02月01日 19時35分 公開
[ITmedia]

 カメラメーカーの業界団体・カメラ映像機器工業会(CIPA)がこのほどまとめたカメラ出荷予測によると、2006年のデジタルカメラ総出荷は前年比4.0%増の約6734万台になる見通し。伸び率は鈍化傾向ながら、緩やかな成長を予測した。うち国内出荷は2004年にピークアウトしており、2006年は同2.0%減の828万台にとどまる見込みだ。

 デジタルカメラのうち、レンズ交換式一眼レフは約468万台、同23.4%増と予測。伸び率は鈍りつつあるが、おう盛な成長が続くと予想している。国内出荷は同21.2%増の約67万台を見込む。交換レンズも同11.4%増の約785万本に伸びる見通しだ。

 一方、銀塩カメラは同38.0%減の約333万台にまで落ち込むと予想している。うち国内は同43.2%減の約17万台と大幅縮小を強いられる。

 2005年の出荷実績は、デジタルカメラ全体では同8.4%増の約6477万台。そのうちレンズ交換式一眼レフは同53.0%増の約379万台に急成長した。交換レンズはデジタル専用レンズが全体の約半分を占め、同32.3%増の約704万本。

 急成長を続けてきたデジタルカメラだが、今後は伸び率の鈍化が目立つようになる。2008年の総出荷は前年比で0.8%増、約6919万台にとどまると予測している。

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