ITmedia NEWS >

Googleに続け! Mashup Campにニッチな検索エンジンが集結

» 2006年02月23日 16時23分 公開
[Ben Charny,eWEEK]
eWEEK

 カリフォルニア州パロアルトで開催のMashup Camp展示会にはニッチな検索エンジンが集結し、Googleなどの検索エンジン大手がまだ見つけていないか、却下したか、あるいはただ単に見逃しただけのインターネット検索機能を披露している。

 例えば、PodBopサイトは、ユーザーの地理的ロケーションに基づいて検索を行い、その地域で開かれるライブ情報をポッドキャストする。この技術は、この展示会で最も大きな注目を集めた。

 インターネット検索市場は現在Googleなどの大手がシェアの大半を占めているが、こうした検索企業は、自社に適したニッチ分野を見つけることで、この市場にもまだ参入の余地が残されていることを証明したい考えだ。

 Mashup Campなどのイベントには、企業や一般ユーザー向けのインターネット検索に関するアイデアを発展させるという目的がある。

 今週開催予定のSearch Engine Strategiesなどの業界展示会とは異なり、Mashup Camp展示会には日程表がない。

 大手の検索エンジンは、未来の予想を行ったりはしない。だがTwoCrowdsでは、未来の予想を行っている。ユーザーは未来について予想し、そうした予想をほかのユーザーと共有できるようになっている。

 今のところ、TwoCrowdsで最も人気の高い予想(理論上は、最も実現しそうな予想ということになる)は、「Apple Computerが携帯電話をリリースする」という予想と「GoogleがTVに広告を出す」という予想だ。

 Edgeioも、検索エンジンにはもっとさまざまななビジネスモデルの余地があると考えている企業の1社だ。

 EdgeioはRSSフィードの情報を利用し、自らのコンテンツがどのように発行、発見、閲覧されるかをあらゆる規模のWeb関係者が自ら管理するための手段を提供する。RSSは最近人気が急上昇中のセルフパブリッシング技術だ。

 Mashup Campはアイデア持ち寄り式のイベントだ。開幕以来、ラピッド開発、コンテンツライセンシングの形態、携帯性などのテーマを中心に議論が行われている。

 Mashup(マッシュアップ)という言葉は「インターネットリソースの組み合わせ」を意味している。

Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.