セイコーエプソンは3月14日、住友化学と共同で、有機ELを光源とするプリントヘッドを世界で初めて開発したと発表した。プリンタの高解像度化につながるとしており、従来のLED方式やレーザー方式に次ぐ方式として実用化を目指す。
同社のプリント技術とディスプレイ技術を融合し、超高輝度有機EL材料を開発した。1枚のガラス基盤に光源を直線的に形成するため、正確な位置に正確な光量を照射でき、均一な画像を印刷できるという。実験では、従来のレーザー方式と同等以上の品質で印字できたとしている。
プリントヘッドの小型化・薄型化にもつながるほか、同社の低温ポリシリコンTFT技術と融合すれば、高解像度化も可能になるとしており、プリンタの小型化・高解像化のニーズに応える技術として開発を進める。
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