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フジテレビの会社概要がAA化 「時代に合ったデザイン」に

» 2006年03月27日 15時49分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 フジテレビサイトの「会社概要」のデザインが、ネットユーザーの間で話題だ。同社は東証1部上場企業。株主の目も意識し、さぞかしカッチリしたデザインだろうと思って訪れると腰を抜かす。

画像 会社概要トップページ

 トップページは、画面じゅうに広がるアスキーアート(AA)。AAの社屋の上に、同社の犬キャラクター「ラフ君」のAAが飛ぶ。

 社屋近くを走る新交通「ゆりかもめ」もAAで、かもめだけに(?)羽が付いて飛んでいる。背景には━━━━(゚∀゚)━━━━や(;´Д`)ハが浮かんでいるし、枠にも(゚Д゚)(´・ω・`)など顔文字がぎっしりだ。

 「会社の概況」や「株式情報」といったお堅いページの背景にもうっすら━━━━(゚∀゚)━━━━が浮かんでいたりして、内容とデザインのギャップがすごい。

画像 会社の概況

 一体なぜ、こんなデザインなのか。フジテレビに聞いてみた。

 「会社概要がこのデザインになったのは昨年12月末。当社の宣伝部がデザインしました。当社では半期に1度、株主に対して事業報告書を郵送しているのですが、サイトも報告書と同じデザインにしています」(フジテレビ)

 ――投資の判断材料となる事業報告書までこのデザインだったとは。受け取った株主の気持ちやいかに。

 「昨年はネット文化に注目した年で、事業報告書の特集にも『電車男』を取り上げました。事業報告書は毎回、時代に合ったデザインにしています」(フジテレビ)

 時代の空気を鋭く反映した結果、AAの採用が決まったようだ。次の事業報告書が出る6月ごろには新デザインに変わるそう。今のうちに見ておくべし!

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