ITmedia NEWS >

Google、公式ブログを一時乗っ取られる?

» 2006年03月29日 15時10分 公開
[Ben Charny,eWEEK]
eWEEK

 インターネット検索エンジンの米Googleは、3月27日に同社の公式ブログを誤って削除したことを明らかにした。この不手際により、同サイトは約30分にわたって部外者に乗っ取られた。

 テキサス州オースティン在住のティーンエージャーと名乗るトレイ・パーカー君が同ブログを乗っ取ったと主張している。

 Googleは公式ブログを削除した際に、同サイトのドメイン名googleblog.blogspot.comの管理権限を手放してしまったようだ。

 パーカー君は、27日に同サイトにアクセスしようとした時に表示されたエラーメッセージからこの状況に気付き、サイトを自分の名前で登録して完全な管理権限を掌握したと書いている。

 パーカー君が手に入れた権限を考えると、彼はGoogleに対して極めて親切だった。彼は自分が侵入者であることを説明し、Googleにブログの修復を求めるメッセージをWebサイトに残しただけだった。

 Googleはブログを手違いで削除したことを説明する際に、テレビアニメの長寿番組「ザ・シンプソンズ」のキャラクター、ホーマー・シンプソンのおなじみの口癖を引用した。

 「D'oh」(ドッオウ)とGoogleは公式ブログの最新の投稿に書いている。

 今回の一件をはじめとするGoogleの最近の手違いは、同社らしからぬものだ。同社は10年近く事業を行っており、通常の日常業務のやり方は決してずさんではない。

 だが、それは過去のことになってしまったようにも見える。例えば、3月2日に公開された翌日のアナリスト説明会「Google Analyst Day」用のプレゼンテーション資料には、Googleの業績見通しの一部や、新サービスの計画が誤って含まれていた。

Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.